プロット以前の構想練りに使える手法だ。
付箋を使うか、マインドマップ系のソフトを使おう。
書こうとしている物語に関連する言葉をだーっと書き出す。
ならべる単語は、抽象的な言葉(絶望、恋、依存、信頼など)でもいいし、
要素(パワードスーツ、ドラゴン、巨大構造物、レーザーガンなど)でもいい。
書き終えたら、その単語を直感の赴くままに矢印でつないでみる。
矢印は時系列や因果関係を表す。
「〇〇」→「△△」
とつないだ時、
「〇〇したから△△になった」 「〇〇したのに△△になった」 「〇〇し、そのあと△△になった」 「〇〇から△△が生まれた」 「△△の原因は〇〇であった」
というように想像の余地が残る。
物語は時系列と因果関係によって連なっていく。
矢印で繋ぐと、すべての構成要素を物語のなかに時系列で配置できる。
時系列的に配置されないキーワードは排除する。
それはただ「書きたいもの」であり、「書かれるべきもの」ではなかったということだ。
単なる裏設定であっても、有機的に物語の流れに組み込める形で配置ができる。
矢印により物語が見えてきたら、別の紙なりソフトなりにプロットを書き始めよう。
これはプロット以前の構想であり、プロットへ移行したら不要になる。
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